PLuS2010 FINAL

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PLuS+2009 調査報告

Report in PLuS+2009

2009年10月11日に実施されましたPLuS+2009(プラスニセンキュウ)では多数のご来場ありがとうございました。本イベントの報告の一環として来場者数や来場者属性などに関する調査を実施しました。以下の通り報告いたします。

PLuS+2009には延べ11,677人が来場しました。この「延べ来場者数」には「2度カウント」「3度カウント」といった重複が含まれます。本年も、昨年に引き続き「来場者実数」を知るためのアンケートを実施しました。この結果、公園への平均流入回数が2.16回(PLuS+2007では2.14回、PLuS+2008では2.04回)であることがわかりました。「延べ来場者数」を「公園への平均出入り回数」である2.16回で補正した結果、来場者実数を約5,406名と推定しました。このことは2007年、2008年とほぼ同数であり、今年も多くの方々に参加いただけたイベントであったと考えられます。(※速報値よりさらにデータを精査した結果、来場者における「公園への平均出入り回数」が修正され、それに伴い推定来場者人数も増加しました。)

アンケート回収票数

13:00台  241票(有効241票)
15:00台  317票(有効315票)
17:00台  305票(有効304票)
19:00台  238票(有効236票)

平均流入回数(全回平均)

2.16回

集中人口

11,677人

推定実数

5,406人

RESULT of the Check’n

では、一体、当日、会場にどんな方がお越しいただいたのでしょうか?
「ちぇっくんアンケート」の結果から、見てみましょう。

PLuS+2009は今年も大盛況のうちに幕を閉じ、当日の来場者総数(推定)は5,406人でした!
とてもたくさんのご来場、本当にありがとうございました。
PLuS+では毎年『ちぇっくんアンケート』を実施しています。今回のアンケートには1.096人の方の協力を得ることができました(有効回答数917人)。その結果から「どんな人たちによってPLuS+2009が支えられていたのか」についてご報告します。

1.どんな人たちが来ていたの?

来場者の平均年齢は、33歳(最高78歳 最少12歳)でした。中でも20歳代、30歳代の人が多く、全体の7割を占めました。来場者の居住地域は大阪府と回答している人が最も多く63.8%で、兵庫県が14.2%、京都府7.6%でした。
PLuS+には様々なセクシュアリティの人が来場しますが、今年ゲイ・バイセクシュアル男性は全体の64.0%で、約3,500人が来場しました。

これは通常週末に堂山に来られるゲイ・バイセクシュアル男性は約2.300人である(*1)ことを考えるとほぼ1.5倍の人数だと考えられます。
参照文献 *1 男性同性間のHIV感染対策とその評価に関する研究、H18年度総括・分担研究報告書P123-P134

2.何を見て来ていたの?

近畿在住のゲイ・バイセクシュアル男性(MSM:Men who have sex with men 503人)の中で、今年初めてPLuS+に参加した人(初来場者)は45.3%、過去にPLuS+に参加したことがある人(複数来場者)は54.7%でした。彼らが何を見てPLuS+2009に来たのでしょうか?
たまたま通りがかった人やスタッフを除き、PLuS+2009を目的に来場した人(459人)の中で、初来場者では友達や恋人と一緒に来たり、誘われて来た人が最も多く、複数来場者ではPLuS+2009パンフレットを見て来たという人が最も多いという結果でした。(グラフ参照)

3.PLuS+2009に来ていた人たちが利用する施設

PLuS+2009に参加したゲイ・バイセクシュアル男性は、他にどんなところに行っているのでしょうか?年代別に過去6ヶ月間に利用していた施設やサービスを並べてみました。
どの年代でもゲイバーの利用は7~8割である一方で、ネットを利用しているのは20~30歳代が多く、ハッテン場の利用は40歳代が最も多い結果でした。(グラブ参照)

4.まとめ

PLuS+2009は昨年に引き続き、コミュニティの協力によって、様々な人々が参加できたイベントとなりました。友達やステージ出演者の口コミやパンフレットによって、PLuS+に初めて参加していただいた人も多かったようです。また今年のPLUS+では収益も昨年より増加しています。このことからPLuS+2009の来場者は例年に比べ、滞在時間も長かったと推測されます。

おかげさまで、会場にはいつも人が溢れている、楽しいイベントとなりました。たくさんのご協力を本当にありがとうございました。

■会計報告

収入合計 ¥9,381,010
支出合計 ¥9,381,130
総合収支 ¥-120

収入内訳

1. 大阪市保健所事業委託費 ¥2,310,000
2. 厚生労働省エイズ戦略研究費 ¥5,791,400
3. 広告協賛金 ¥515,000
4. 出展協賛金・出展者実費負担金・寄付金など ¥764,610

支出内訳

1. イベント企画会社制作費・運営事務費(会場機材リース費、電気工事費、音響照明オペレーション費、ごみ処理費、夜間警備等を含む) ¥6,420,000
2. 宣伝資材印刷費(パンフレット1万7千部・ポスター等) ¥964,925
3. 宣伝資材デザイン費(パンフレットデザイン) ¥250,000
4. 消耗品費(文具・会場設営装飾等 ¥311,000
5. ステージ出演者交通費および諸経費 ¥961,600
6. 実行委員会経費(年間運営経費および委員交通費等) ¥361,100
7. 通信運搬費 ¥49,410
8. その他諸経費・雑費 ¥63,095

PLuS+2009実行委員長

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